妊婦とセフカペンピボキシル(フロモックス【細・錠】)

妊婦と薬

投与

安全性が高い薬剤の一つと考える
ただし、必要最低限の服用に限る

その他に、安全性が高い抗菌薬として

・ペニシリン系
・エリスロマシン(エストレートを除く)
がある。

参考

◇Schaefer CとBriggsらはそれぞれが編纂した書籍で、セフェム系の抗生剤は必要であれば、妊婦に投与することはできると評価している。使用経験の長い薬剤のほうが望ましい。

◇じほう 実践 妊娠と薬(第2版) 相談事例

 絶対過敏期に投与した妊婦121例中118例は奇形などない元気な赤ちゃんを産んでいる。(3例:心室中隔欠損4型、左鼻液管閉塞、右耳形成不全)

 相対過敏期に投与した11例中10例は奇形などのない元気な赤ちゃんを産んでいる。
(1例:卵円孔・心室中隔欠損(治癒))

認められる異常に共通性はなく、国内における自然奇形発生率を上回るものではないと考えている。

文献

・塩野義製薬株式会社:フロモックス、インタビューフォーム

・Schaeher C, et al : Drugs during Pregnancy and Lactation ; Handbook of prescripton drugs and comparative risk assessment, Elsevier Science, P60, 2010

・Briggs CG, et al : Drugs in pregnancy and Lactaion ; A Reference Guide to Fetal and Neonatal Risk, Lippincott Williams & Wilkins, pp299-301, 2008

・じほう 実践 妊娠と薬(第2版) p863-865

多くの方に、安心と安全をお届けできれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

身近な幸せを大切に!

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