妊婦とセフロキシムアキセチル(オラセフ錠)

妊婦と薬

投与

安全性が高い薬剤の一つと考える
ただし、必要最低限の服用に限る

その他に、安全性が高い抗菌薬として

・ペニシリン系
・エリスロマシン(エストレートを除く)
がある。

参考

◇ハンガリーの先天奇形ケースコントロール研究に基づき、セフェム系の抗生物質の催奇形性の検討結果報告がある。先天奇形を有する赤ちゃんを産んだ母親22,865例のうち、妊娠中にセフロキシムを服用していたのは32例(0.14%)であった。奇形のない元気な赤ちゃんを産んでいる母親38,151例のうち、セフロキシムを服用していたのは45例(0.12%)であった。OR:1.2、95%CI:0.8-1.9、両群で統計学的な差異は認められなかった。

この調査では、セフロキシムを含むセフェム系抗生物質による妊婦の治療は、催奇形性のリスクは限りなく低いと報告されている。¹

◇妊娠中にセフロキシムアキセチルを使用した78例の母親の子供80例を18ヵ月までフォローアップし、その身体的、精神的発達を評価した報告がある。この報告は1996~1997年にポーランドの一施設で集められたケースレコードのレトロスペクティブ調査(後ろ向き研究)で、暴露された出生時に関して、母親のセフロキシムアキセチル使用と関連づけられるような異常はみられなかった。母親の使用時期は、妊娠第1三半期13例、妊娠第2三半期19例、妊娠第3三半期46例であった。²

◇じほう 実践 妊娠と薬(第2版) 相談事例

 絶対過敏期に投与した妊婦23例はいずれも奇形などない元気な赤ちゃんを産んでいる。

 相対過敏期に投与した3例はいずれも奇形などのない元気な赤ちゃんを産んでいる。

文献

・グラクソ・スミスクライン株式会社:オラセフ錠250㎎、インタビューフォーム

・¹ Czeizel AE. et al : Use of cephalosporins during pregnancy and in the presence of congenital abnormalities ; a population-based, case-control study. Am J Obstet Gynecol, 184(6) : 1289-1296

・² Manka W, et al : Assessment of infant development during an 18-month follow-up after treatment of infection in pregnancy women with cefuroxime axetil. Drug Saf, 22(1) : 83-88, 2000

・じほう 実践 妊娠と薬(第2版) p878-880

多くの方に、安心と安全をお届けできれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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