投与可
安全性が高い薬剤の一つと考える
ただし、必要最低限の服用に限る
その他に、安全性が高い抗菌薬として
・ペニシリン系
・エリスロマシン(エストレートを除く)
がある。
参考
◇Schaefer CとBriggsらはそれぞれが編纂した書籍で、セフェム系の抗生剤は必要であれば、妊婦に投与することはできると評価している。使用経験の長い薬剤のほうが望ましい。
◇じほう 実践 妊娠と薬(第2版) 相談事例
絶対過敏期に投与した妊婦85例中83例はいずれも奇形などない元気な赤ちゃんを産んでいる。(2例:肛門狭窄、陰嚢水腫・外耳介左右差)
相対過敏期に投与した7例中6例はいずれも奇形などのない元気な赤ちゃんを産んでいる。(1例:心雑音・大動脈弁狭窄症)
認められる異常に共通性はなく、国内における自然奇形発生率を上回るものではないと考えている。
文献
・第一三共株式会社:バナン錠100㎎、インタビューフォーム
・Schaeher C, et al : Drugs during Pregnancy and Lactation ; Handbook of prescripton drugs and comparative risk assessment, Elsevier Science, P60, 2010
・Briggs CG, et al : Drugs in pregnancy and Lactaion ; A Reference Guide to Fetal and Neonatal Risk, Lippincott Williams & Wilkins, pp299-301, 2008
・じほう 実践 妊娠と薬(第2版) p875-877
多くの方に、安心と安全をお届けできれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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